今回は「物損事故と人身事故」についてお話しします。
交通事故は、「人身事故」、「物損事故」のどちらかで処理されます。
物損事故と人身事故は、それぞれ次のような事故です
〇物損事故:自動車やガードレールなど物のみに損害が発生した事故
〇人身事故:人の生命や身体に損害が発生した事故
人身事故と物損事故には、次のような違いがあります。
【物損事故】
・被害者が受けることができる補償
物損事故の場合、基本的には被害者の車やガードレールなどの修理費、代車の費用などが支
払われます。
・警察が作成する書類
物損事故は交通事故の内容が記載された報告書である「物件事故報告書」が作成されます。
物件事故報告書には次の内容などが記載されます。
□事故の概要
□現場略図(位置の測定なし)
【人身事故】
・被害者が受けることができる補償
人身事故の場合、被害者の治療費や慰謝料などの補償は加害者側の自賠責保険や任意保険から支払われます。
・警察が作成する書類
人身事故の場合は、実況見分が実施され「実況見分調書」が作成されます。実況見分調書は
次の内容などが記載されます
□事故の日時、場所
□現場の状況
□運転車両の状況
□現場の見取り図、写真(位置の測定あり)
以上「物損事故と人身事故」について簡単にまとめてみました。
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